私と猫二匹と旦那

その時の趣味と時々シャウト。

バドミントン協会、もーちょっとなんとかすればいいのに

北京五輪 バドミントン女子ダブルス準々決勝(11日・北京工大体育館) 末綱聡子(27)、前田美順(22)組=ともにNEC・SKY=がアテネ五輪金メダルで世界ランク1位の楊維、張潔ブン組(中国)をセットカウント2−1で下す大金星を挙げ、日本勢初となる準決勝に進出した。

それ見たかった!て11日って今日!?
オグシオは一応押さえていたが、ちょっと忙しくて他はチェックすらしていなかった。
もともとあんまりオリンピックに興味がない。


どうせ中国がメダル独占だろ?良くてインドネシアが一つ取るかなぐらいだし〜、でも決勝はやっぱ見たいかな、程度の私ですら、オグシオは見た。


なのになんだあのアナウンスと解説は。
誰を対象にしたものなんだ。


アナウンスはバドミントン素人(でもこの人の声聞いたことあるから他でもバドの中継やってんのかも)。
何かと言えば「強打」(スマッシュのこと)「ボディアタック」(私は非常に狭い範囲でバドミントンと関わっているんだけれど、「ボディを狙う」とは言うけどあんまり聞かない言葉)しか叫ばず、それは見ればわかるからとしか言いようがない。彼のアナウンスを聞いているとボクシングなんじゃないかと思う。


21点が1ゲームで、2つ先に取った方が勝ちとか、ラリーポイント制だとか、根本的なことは一応言ってたが、バドミントンという競技を楽しんで見られるような工夫は全く無し。
横になりました、ってサイドバイサイドは確かに横だけどさ〜、それが守りのポジショニングでああ攻撃的なトップエンドバックのときはこっちのチームが攻めていて、よく拾ってるこっちのチームはまあ拾えて当然のポジショニングなんだけどそこをあえて攻めるならここ!とかあってもいいと思うんだよ。
スマッシュ打ってる方が攻めてるのは多分素人が見てもわかるんだし。


ああ今攻守が切り替わったとか、それくらいあってもいいんじゃないかとしみじみ思った。


で、解説が足りない。「@@が前で@@が後衛なのが彼女たちの一番いいパターンなんですよ」ってのはまあいいかと思ったが、お得意「男子のスマッシュ初速は時速360km以上」とかも私は「それしかないんかい!」と突っ込みたいけどまあいいかと思ったけど、一番多かった発言が「うーん」。
アナウンサーがせっかく「今のプレーはどうでしたか」とか振ってるのに「うーん」。


せっかくバドミントンなんてマイナースポーツ見てもらえるチャンス作ったんだから、このスポーツをどう見ると面白いかをやっぱ説明しないといかんと思うんだけど。
「女子も今は短パンのユニフォームが一般的なんですが、やはりルックス重視なんでしょうか、オグシオも相手選手も女子はスコートですねえ」とかでもいいよ、この際。


スピード感とシャトルの速度変化、ダブルスなら連携もあるし流れみたいなものもある(流れはアナウンサーがちょっと言及していた)、シングルスなら頭使った駆け引きについてとか、解説が説明しなくて誰が説明するんだ。
んで、こんな好機は二度とないだろうに、まったく聞く気のしない粗雑なアナウンス&解説。
オグシオファンが増えればいいってんじゃなく、バドミントンの面白さとか伝える絶好のチャンスをアナウンスと解説が潰していると思う。


バドミントン協会は、なんか目の付けどころは間違ってなかったかもしれないんだけど、それを生かしてないと思います。
とりあえずアナウンスは女性(オグシオファン目当てならおっさんのアナウンスなんか聞きたくないだろうし)、解説は何のために自分が説明してるのか、バドミントンと言う競技をパブリッシングする絶好の機会だとわかっている人がやるべきだと思う。あと、もうちょっとしゃべれる人。


サッカー観戦一筋だった私を嵌めたバドミントン。
面白いんだよ。見ても面白い(腹立つ方が多いけど。海外の試合のスマッシュ打つときの掛声はちょっとやってみたい)、やっても初心者から上級者まで楽しめる、シャトル高いしラケットも高いし体育館も無料では借りられないから競技バドミントンは金もかかるけど、でも結構魅力的なスポーツなんだよと、選手たちのプレーを見ているだけでもある程度は伝わってくるけどさ〜、だからこそもったいないと強く強く思った。



あの中国ペアにどうして勝てたのか、誰か録画してないかな〜。
海外の試合見てても中国選手はもう精度が違うとしか言いようがなかったのに。
オグシオ以外もチェックしないとやっぱりだめだったな〜。