今年は早かったらしい県シングルス、上位に入ると県強化選手に選ばれる。社会人や高校生・大学生の県のトップ選手と練習できるんで、ちょっといい。
昨年の学校の生徒からメール、要約すると「何で俺だけ選ばれなかったの？」。
選ばれたのはあるランク以上の、彼以外全員。
メンツも聞いたけど、明らかに彼より格下の子も選ばれている。両親の体格からしても彼の方が大きい。今は二人ともちびっ子だが。ていうかみんなちびっ子だが。
私が強化選手を出していた頃にはもっと強化選手の数が少なくて、せいぜい県ベスト4、地区準優勝までというのも多かった。
名前を見るまではジュニアで成績残してる子優先で取ったかなと思ったらそうでもない。
離島は外したかなと思ったら入ってる。近い離島（2000円くらいで往復できて、距離も近いし便数も多い）ではあるが。
私も休職してなかったら隣の隣の席がそっち界の大物なのでそっと聞くこともできるが、正直ちょっとわからない。
ただ、ひとつわかることがある。
強化選手選ぶ時、顧問に打診があることがあるのだ。
この選手は練習に参加できるかどうか。
小学校から強化選手の場合無いんだけど、新たに選ぶ時にはとにかく練習に参加できないとダメなんで、「ちゃんと参加できますかね？」という打診があることがあるのだ。
実際に引率するのは保護者になるので、ジュニア上がりだと直接保護者さんに打診があることもある。
顧問も最終的には保護者さんに聞くことになる。
月1〜2回、土日のどちらかの午前中とか午後一杯とかの練習。
本島に住んでればどうってことないんだが、島から通うとなると土曜でも飛行機でということになる。
飛行機が飛んでるうちはいいが飛ばなくなったら参加は三連休や休みのときだけになる。
そういう事情をよく知っている人が上の方にいる。でも彼は「通える」と言ったらしい。
お家は比較的余裕があり、月一回飛行機もできないことはない。
小学校の時の九州大会もさらっと行かせたくらいだ、熱心な保護者の一人でもある。
離島で選ばれた選手は、同じ島から先輩が強化選手で出ていて、「通える実績」がある。
明らかに選手を見ると変な選び方で、彼が納得できないのはよくわかる。
でも、間に入ってる大人が「あの島から通うのは無理だろう」と判断し、途中で止めることは考えられる。
飛行機で通うなんて贅沢なことでもある。船でだって贅沢なんである。
ただ、ちゃんと選手が納得できるよう説得してから辞退するとか、そういう風にしないと選手が気の毒だと思った。
どうやら候補までは挙がったらしい。
