- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/07/22
- メディア: コミック
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鳥肌が立ったのは、「ふざけるな」。 二階堂が零に染み込んでいくのがすごくいい。
ひなのいじめは、担任が大ハズレだってのが問題で、「わかりません」と言ったところでいじめの終わりは始まっていると思う。
林田先生モン教として乗り込めばいいのに。東京都では普通この手のヒトは担任持たされないはずだし。ていうか、校長にさっくり電話しちゃえば一発なのに。
それじゃ零の癒しにならないか…。
でも元担任とともに「あ〜!」と脳みそをかきむしりたいようないらつきを感じた。
学級の中での「階級付け」は、リアル。 学級だけじゃない、どの学年にも、どの学校にも、学年全体にある。なかなか、解消が難しい。自分が中学生だったときは、特権階級(良くも悪くもランクの外にいるKY、かつ特技持ち)だったので、階級を意識したことはないんだけれど、一昨年担任していた生徒と教育相談していて聞いた「私は中だから」。衝撃的だった。彼女の語る「上中下」はワタシ達教師の感覚とはかけ離れていた。いろんな意味で声がでかいのが「上」のようだ。理解してるし、その視点ももてるけれど、わかんねえ。階級付け自体がわかんないのは、多分そういう感覚がワタシに足りないせいなのだが。
正直言ってひな&零には興味無い。ワタシは棋士としての零の部分が好きだ。グローイングストーリーとしてプライベート部分の成長を描くのが必要だってのはわかるけど、ときめくのはやりたい放題なのに案外愛されキャラの東のイライラ王子にファミレスで捕まってるとことかなのよ。「ふざけるな」なのよ。
何回も読めるマンガだし*1思わず将棋指したくなるくらい二階堂が魅力的*2なんで、買って読むといいよ!友達なら貸すけどな!