私と猫二匹と旦那

その時の趣味と時々シャウト。

5日目

5本目。やんちゃ爺さんも辛いが私達にもハードだ。

今朝、私より先に出た旦那からメモ。

「チュール半分しか食べさせられなかった」

指示通り7秒温めたリン除去の薬を混ぜたご飯をあげても、手からしか食べなくなってて朝は私には無理だった。

ほとんど臭わないが、ふさふさな脚の裏毛が汚れている。水便で毛が束になってて、拭けるだけは拭いてタイムアップ。

せめてカリカリを山盛りに、水はきれいなのを4箇所に。

帰ってきたらケージにこもってて、ちゃんと生きてた。落とし便がある。もうほとんど食べてないから、2日前くらいのご飯のか、薬の色で爺さんのだってわかる。

程なく旦那が帰ってきたから、洗う。

猫の体力的には良くないのはわかっているが、汚いままなのも猫にはストレスだ。猫用シャンプーがないので、お湯でこびりついた分だけきれいにする。長毛だからドライヤーの方が大変だった。

なのに、乾いた体で濡れた風呂場にねそべりやがる!もー、水気にしないのにも程がある!

流しに飛び乗ろうとしていきんだらもらす。

名前を呼べば返事はするし、人の側には居る。少しさっぱりしたんだったらいい。

今日は皮下注射はやめようと思っていたが、なんだかんだで落ち着いた顔にまた死相が出てる。明日朝、と思ったが急遽5本目を入れる。我ながらきれいに入った。もう暴れない。諦めたようにじっとしている。水便がちょっとだけ漏れる。漏れてもいいように、暴れても爪が立てられないように、ビニールのテーブルクロス上で処置はしている。

しばらく死相でじっとしていたが、いきなり普通の顔になって床に降りて座った。尻と床を拭いて清めるが、じりじり漏れてる感じでキリが無い。嫌がったのでそこでやめたら、ケージに入った。

明日は通院。

皮下注射で確かに元気になる。

でも、食べないし、ほとんど飲まない。

とうとう粗相も始まった。もう、長くはない。注射を止めたら、2日は持たないだろう。

覚悟は迎えた日からしている。

私を鬱から救って、沢山のお客様に可愛がられて、今もあんまり不満そうではない。辛そうでもない。かったるそうではあるけど、尻尾ぶんぶんも、手の上取りもする。楽しそうにゴロゴロ言ってる。

かわいいかわいい、波留。

1日でも長く、とも思う。

でも苦しみは少なく、は大前提だ。

そして絶対、家から送る。

あと何回注射してあげられるかわからないけど、皮下注射でたしかにこの一週間いつもの波留だった。

明日は庭をお散歩だ。