私と猫二匹と旦那

その時の趣味と時々シャウト。

勇気

波留を送って2年。

コロナ禍では旦那が暇でそうでもなかったが、忙しくなってきたら家でずっと一匹の小僧が不憫だ。小僧と言っても8歳か。

正直波留よりいい猫はいないと思うし、死ぬまでにもう一度鳥が飼いたいので、「猫2匹」じゃなくてもいいと思ってた。

次に飼うときは鳥も一緒に、小さい時から育てたいと。きっとその子達が最後の子達かなあと。

別れも辛い。

 

年末、波留に捕まった譲渡会を主催してる保護団体が金銭的にヤバくて困ってるというニュースを読んだ。

ミルクのいるような子猫はかわいいけど、共働きには無理。中猫なら引き取れるかな。ネットに上がってる里親募集中の猫見て、何度も見て、悩んだ挙句明日のアポを取った。

どの子にするか迷うだろう。連れて帰れるのは一頭だけ。目の前に居たらもっと迷う。

下手すると波留の妹がまだ元気かもしれない。

妹や迷った子を選べず置いてくることには罪悪感を持つだろう。

それが嫌で、行かなかった場所だ。

猫は縁のあるとき迎えればいいと思ってきた。姫も波留も今居る小僧も縁のあった猫。

いや、波瑠を送ったあとの2年、5回以上縁はあった。玄関まで連れられて来た子が一頭、1日弱ウチに居た子が一頭。でも引き取れなかった。理由はあるが多くは些細で、要は波留を亡くしたことから立ち直ってなかったのだ。

まだ立ち直ってない。でも行く。

これも縁の形だと信じて、明日ちゃんと一頭引き取ってくる勇気を。

 

 

勇気というより覚悟か。